【第48回】畜産現場でAIを使い始めた話|Claude Codeで業務効率化してみた

経営と農業教育の展望
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こんにちは!土佐あかうし先生🐂です。

前回は、最近よく聞く「エージェント型AI🤖」について、難しい言葉を使わずにお話ししました。今回はその続きで、私が働く職場でAIを実際にどう使い始めたかという体験談をお届けします。牛を相手にする仕事といっても、外で牛と向き合う時間ばかりではありません。机に向かう事務作業も、それなりにあるのです。


■ 地味だけど大事な「在庫管理」をAIに任せた

現場で意外と手間がかかるのが、薬品💊とワクチン💉の在庫管理と報告です。

牛の健康を守るために、薬やワクチンは欠かせません。けれど「何が」「あと何本あるか」を数えて記録し、報告書にまとめる作業は、地味なわりに神経を使います。数え間違いや報告漏れがあると、いざという時に薬が足りない、ということにもなりかねません。

そこで、この在庫管理と報告の流れをAIでルーチン化してみることにしました。エンジニアではない私が、AIに相談しながら、少しずつ仕組みを組み立てていきます。

できあがってみると、毎回の手作業だった集計と報告が、決まった手順でスッと片付くようになりました。うっかりミスへの不安も、だいぶ減りました。


■ 上司へのプレゼン。元教師の「伝える力」が活きた

この自動化のきっかけは、私が個人的にClaude Code(エージェント型AI)を使っていたことでした。ブログや日々の調べ物で使ううちに、その便利さを実感していたのです。

「これは自分の作業だけにとどめておくのはもったいないな」——そう思って、職場の上司にプレゼンをしてみることにしました。

ここで活きたのが、元教師という経歴です。難しい仕組みを、知らない人にもわかる言葉でかみ砕いて伝える。教壇に立っていた頃のクセが、こんな場面で役に立つとは思いませんでした。AIで何ができて、現場の何が楽になるのか。実際に自分が作った在庫管理の例を見せながら説明しました。

ありがたいことに、上司はその場でClaude Codeの導入を決めてくれました。「これは使えそうだ」と。思っていたより早く話が進みました。


■ 導入は、手順書づくりから

導入が決まってからが本番です。

まず必要なのが、誰がどんな場面で使うのか、どう操作すればいいのか、という使い方の手順書でした。これもClaude Codeに作ってもらいました。前回お話しした通り、こういう「まとめる・整える」作業はAIが得意なところです。自分でゼロから書くより、ずっと早く形になりました。

そのうえで、実際に使う数人に、使い方をひと通り説明しました。相手によって、つまずくところも知りたいことも違います。教壇で生徒に向き合っていた頃と、不思議と同じ感覚でした。

今では、その数人が普通にClaude Codeを使っています。調べ物、文章づくり、ちょっとした確認作業——これまで時間のかかっていた仕事が、少しずつ楽になってきました。



■ 最後に

正直に言うと、畜産や地方の現場は、AI活用という点ではまだこれからの分野です。都会のオフィスのようにはすんなり進みません。

でも、だからこそだと思うのです。まだ誰も使っていない場所だと、ちょっと試してみるだけで役に立つ場面が多い。私の小さな一歩でも、周りをほんの少し楽にできました。

こうして手を動かして覚えたことは、数年後にきっと効いてくる——そう思っています。新規就農を目指す身として、現場を良くする道具を自分で扱えること、それを周りに広げられることは、これからの支えになるはずです。

次回は「ブログ運営、AIで何が変わったか」をお話しします。仕事の現場だけでなく、この食育ブログの運営そのものにもAIをどう活かしているのか。その裏側をのぞいてみてください。


🔔 次回予告
第49回「GeminiからClaude Codeへ|ブログ運営がここまで自動化できた話」

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